季節のドクターズアドバイス 症状が出る前に「耳の健康」に気をつけよう 監修者 川嶋朗氏 東京有明医療大学 保健医療学部 鍼灸学科教授 北海道大学医学部卒業。東京女子医科大学を経て現職。東洋医学研究所附属クリニックで自然医療部門を担当。専門は内科。近代西洋医学と代替・相補・伝統医療を統合した医療の第一人者。多くの学会で要職を務め、著書、監修書も多数。

定期的な
耳の健康チェックを


 耳は、音の情報を得るための大切な器官です。でも、耳の健康については、症状が出るまで気にしない人が多いのではないでしょうか?
 大きな音を長時間聞き続けたり、疲労やストレスが溜まると、聴力が落ちたり病気を引き起こすことも。難聴になると、認知症にもつながる可能性があります。
 病気になる前に、定期的に耳の健康についてチェックするよう心がけましょう。
 良質な睡眠や休養をとったり、ビタミンやミネラルをバランスよく取り入れるなど、食生活にも気をつけて、耳の健康を維持しましょう。
★耳の健康のための生活習慣 @良質な睡眠(休養)をとる ストレスや疲労を溜めないように心がけましょう。 Aバランスのよい食生活 黒ゴマ、ほうれん草、海藻類などを摂りましょう。 年1回は「聴力検査」を受ける 大きな音がする場所や、ヘッドフォンの大音量は避ける

自律神経を整える
「耳ツボ(神門)」


耳には110以上のツボがあると言われています。ツボは、内臓と関連しているので、ツボを刺激することで、内臓への働きかけができます。
特に「神門」のツボは自律神経に作用します。自律神経の乱れは万病の元と言われるので、自律神経のバランスを整えることは、健康な生活にとても重要です。
刺激する3つのゾーン @神門ゾーン 耳ツボ健康法の中心となる「神門」があるゾーン。自律神経を整える。 A肩首ゾーン 耳の真ん中。首や肩に対応するツボがあり、周辺の血流をよくする。 B頭ゾーン 耳たぶのあたり。頭に対応していて、脳の血流をよくする作用がある。 How to 耳ツボ健康法「神門メソッド」 ●神門ゾーン→肩首ゾーン→頭ゾーンの順番で、左右の耳を軽く引っ張りましょう。 ●指ではさんで、こすりながらやさしく「キュッ、キュッ、キュッ、」と引っ張るのがコツです。 ●耳の縁から指を離すときは、スッとゆっくり抜く感じで離します。片耳ずつでも両耳でもOKです。 監修者 飯島敬一氏 スリムビズ・神門メソッドアカデミー校長 耳ツボ「神門」に出会い衝撃を受け「神門メソッド」を開発。現在、予防医療、介護、スポーツ、能力開発他、各分野に現在1400人以上の「自律神経調律師」を輩出。著書に『やせる、健康になる、頭がよくなる「耳ぴっぱり」』(マキノ出版)他。詳細は、「神門堂」で検索。 詳しくはこちら